年度 |
2011年度 |
開講部局 |
生物生産学部 |
講義コード |
L5002004 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
免疫生物学実験 |
授業科目名 (フリガナ) |
メンエキセイブツガクジッケン |
英文授業科目名 |
Laboratory Work in Immunobiology |
担当教員名 |
古澤 修一,堀内 浩幸 |
担当教員名 (フリガナ) |
フルサワ シユウイチ,ホリウチ ヒロユキ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
2年次生 後期 |
曜日時限 |
集中 |
講義室 |
生B309(学生実験室) |
授業の方法 |
実験 |
授業の方法 【詳細情報】 |
実験・演習中心、板書多用、ディスカッション、学生の発表、薬品使用あり |
単位 |
1 |
週時間 |
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対象学生 |
必修,生物機能開発学コース |
授業のキーワード |
免疫学的手法、抗体、抗原、抗原抗体反応、検出、実験動物 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ | 免疫生物学を理解した応用展開能力を養う。 |
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到達度評価 の評価項目 | 分子細胞機能学プログラム (実践的能力・技能) ・生物の機能や生態に関する研究領域おいて,実践的に応用・活用できる能力と技能を習得する。 |
授業の目標・概要等 |
免疫生物学の基礎的理解を深めることを主目的とし,農学分野の基礎研究から応用研究に幅広く利用される免疫実験操作法の基礎と応用について技術を習得する。 |
授業計画 |
免疫生物学領域に必要な実験動物の取り扱い,免疫グロブリン(抗体)の精製,各種抗原抗体反応(沈降法,溶血反応,凝集反応,標識抗体法,PCA法など),免疫担当細胞を用いたin vitro実験(フローサイトメーター法,細胞融合法など)等を実施する。 第1回 イントロダクション 第2回 実験動物の取り扱い・免疫法の実際
第3回 抗原抗体反応(1)沈降・凝集反応 第4回 抗原抗体反応(2)補体結合反応 第5回 ウエスタンブロット法(1)SDS-PAGE 第6回 ウエスタンブロット法(2)化学発光法 第7回 動物の免疫担当器官の観察 第8回 免疫組織化学染色法(1) 第9回 免疫組織化学染色法(2) 第10回 採血法と細胞融合法 第11回 アレルギー(PCA)反応 第12回 抗体の精製法(1)塩析・透析 第13回 抗体の精製法(2)アフィニティークロマトグラフィー法 第14回 ELISA法 第15回 フローサイトメーター法
実験全体のレポート作成はないが、ほぼ毎回、その日の実験もしくは次の回の実験に関する課題のレポートを提出してもらう。
実験動物を取り扱ったり、免疫注射などを行うため、上記の授業計画の順番が前後する場合がある。 |
教科書・参考書等 |
毎回実験の前に板書もしくは液晶プロジェクターで実験の解説を行う。 レジュメ:毎回配付 参考書:免疫生物学(南江堂),免疫学イラストレイテッド(南江堂)等多数(具体的に第一回時に提示します),適時プリント配付 |
授業で使用する メディア・機器等 |
テキスト,配付資料,液晶プロジェクター、顕微鏡、その他の実験機器 |
予習・復習への アドバイス |
毎回の実験終了後にレポートの課題を提示し、翌日(あるいは次週)の実験実習日に提出してもらうため、このレポートを通して、実験実習の内容に関係した予習、復習をしてもらう。 作図や作画、計算を必要とするレポートもある。 図書館にある参考書を独り占めにせず、図書館内等で調べ物を行い、レポートを書くこと。参考書は、実験実習の初日に紹介する。 |
履修上の注意 受講条件等 |
白衣を持参すること。 火曜日から金曜日まで,5-8時限に行う。 (開講日時は学生支援室前掲示板に掲示するので確認の上、履修登録をすること。) |
成績評価の基準等 |
毎回提出するレポートの内容(80%程度) 実験への取り組み態度(10%程度) 平常点(10%程度)(随時受講生への質問と討論を行います) |
メッセージ |
免疫実験操作法は、今や現代科学の基礎と応用の両分野で広く用いられている。本実習では、抗原特異的抗体の作成から、その精製、モノクローナル抗体化、その利用法としてのフローサイトメトリー解析や、免疫組織化学染色法を実際に経験しながら、免疫学の理論と技術を習得して下さい。 |
その他 |
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学期末に授業評価アンケートを実施します。回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力し,改善につなげていきます。 なお,受講者が著しく少ない場合などに,アンケートを実施しないときがあります。 |