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年度 2011年度 開講部局 医学部保健学科看護学専攻
講義コード I3129001 科目区分 専門教育科目
授業科目名 看護技術学・基礎演習
授業科目名
(フリガナ)
カンゴギジュツガク・キソエンシュウ
英文授業科目名 Fundamentals Of Nursing Skill
担当教員名 高瀬 美由紀,藤井 宝恵,宮腰 由紀子,新宮 美穂
担当教員名
(フリガナ)
タカセ ミユキ,フジイ トミエ,ミヤコシ ユキコ,シングウ ミホ
開講キャンパス 開設期 2年次生   前期
曜日時限 木 5時限,6時限,7時限,8時限 講義室 301,402,403 
授業の方法   授業の方法
【詳細情報】
講義中心、演習中心、板書多用、ディスカッション、学生の発表、野外実習、作業、薬品使用 
単位 2 週時間 4
対象学生 保健学科看護学専攻 第2学年
授業のキーワード 基本的看護技術,安全・安楽の確保,原理に基づく技術 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
看護実践に必要な基本的技術の原理と方法を理解する. 
到達度評価
の評価項目
看護学プログラム
(知的能力・技能)
・1.人間の心身の機能に関する知識・理解と展開 2.疾病の予防,発症,治癒に関する知識・理解と展開 3.健康と環境に関する知識・理解と展開 4.看護実践理論に関する知識・理解と展開 5.看護の基本的技術と態度に関する知識・理解と展開 6.個人と家族,地域の健康問題と看護に関する知識・理解と展開 7.ヘルスケアシステムに関する知識・理解と展開 8.看護職者間ならびに他職種との協働に関する知識・理解と展開 9. 看護倫理に関する知識・理解と展開
(総合的能力・技能)
・生命・看護倫理に対する判断力
・コミュニケーション能力
・解析・分析能力
・ディスカッション能力
 
授業の目標・概要等 1.既習の知識を活用し,看護実践に必要な基本的技術の原理と方法を理解する.
2.看護援助を必要とする対象者とその日常生活について,考察できる.
3.看護援助を必要とする対象者や提供の場への適応を考慮して,日常生活及び診療に伴う援助を実施する方法を習得する.
 
授業計画 第1回  
看護実践の基本的技術の重要性と要素
対象者の安全を守る技術-1
第2回   
対象者に必要な環境を整える技術-1
第3回   
コミュニケーション技術
この講義は,4月27日(水)の5~6限(12:50~16:05)に行う.
第4回  
安楽を提供する技術
第5回  
ヘルスアセスメント技術-1:基本技術
第6回  
ヘルスアセスメント技術-2:呼吸・循環のアセスメント技術
第7回  
ヘルスアセスメント技術-3:その他のアセスメント技術
第8回  
ヘルスアセスメント技術-4:事例への応用
第9回  
ヘルスアセスメント技術-5:実技試験
第10回 
対象者の安全を守る技術-2
第11回 
対象者の安全を守る技術-3
第12回  
診療に伴う基本的技術-1
第13回  
診療に伴う基本的技術-2
第14回  
診療に伴う基本的技術-3
第15回  
診療に伴う基本的技術-4

筆記および実技試験を実施する.
課題レポートについては、適宜指示する. 
教科書・参考書等 指定書(教科書):
1. 阿曽洋子, 井上智子&氏家幸子. (2011). 基礎看護技術 (第7版). 東京:医学書院.
2. 古谷伸之(編集). (2007). 診察と手技が見える Vol. 1. 東京: Medic Media.
3. 繁田正毅(編集).(2006). ビジュアル基本手技 4 カラー写真でよくわかる!注射・採血法 適切な進め方と安全管理のポイント. 東京:羊土社.
4. 日本看護協会教育委員会(監修). (2007). 看護場面における感染防止. 東京:インターメディカ.
参考書:
1.Bickley, L.S., & Szilagyi, P.G. (2008). Bates’ guide to physical examination and history taking-ベイツ診察法(福井次矢&井部敏子,邦訳監修). 東京:メディカル・サイエンス・インターナショナル.
2. 近藤一郎 他. (2010). 診察と手技が見える Vol.2. 東京: Medic Media.
この他,必要時に応じて提示する. 
授業で使用する
メディア・機器等
テキスト,配付資料,音声教材,映像(ビデオ/PC/その他画像資料) 
予習・復習への
アドバイス
基礎的知識に基づく根拠を理解して技術を提供できるようになるためには,十分な準備をしてから授業に臨む必要がある.そのため,学習目的・目標を事前に提示するので,それらにそって,既習学習内容を復習し,新しい課題を予習するような事前学習をきちんと行って授業に臨むことが,重要である.また,事後学習においては,自分の達成できた部分と達成できなかった部分を整理し,正しい知識と正しい手技で,何度も繰り返し行う自学自習が,学習の達成度を高めることにつながる.なお,事前課題・事後課題の学習達成度について,セルフチェックを実施することもある.
 
第1回 
概論で学んだ内容について,復習をしておく.また,看護技術とは何かについて,予習しておく.安全を守る技術については,特に感染予防について,ユニバーサル・プレコーションを中心に演習が進められるよう,感染の連鎖や関連する微生物学領域の復習をしておく.
第2回 
人の生活環境に関する要因を復習しておく.
第3回 
コミュニケーション技術,記録と報告について予習・復習をしておく.
第4回 
ボディメカニクス・体位について学習するため,力学的知識及び関節可動域について,復習しておく.
第5回 
ヘルスアセスメントとは何か,その意義について予習しておく.また,体温,呼吸,循環に関する生理学的な知識について,復習しておく.
第6回 
呼吸・循環に関する解剖生理学的な知識について,予習しておく.
第7回 
消化器および筋・神経系に関する解剖生理学的な知識について,予習しておく.
第8回 
既習のアセスメント項目について,その目的と手技,結果の解釈について復習しておく.また,症状看護について復習しておく.
第9回 
既習のアセスメント項目について,その目的と手技,結果の解釈について復習しておく.
第10-11回 
厳密な感染予防対策をとることができるための無菌操作に関する授業であるため,洗浄・消毒・滅菌に関する基本的知識を復習しておく.(微生物学及び薬理学的知識は必須)
第12-15回 
診療に伴う技術として,包帯法,薬物療法(注射法も含む)・検査(採血)に関する講義・演習を行う.薬物療法・検査の補助に関しては,薬理学的知識・血管系に関する知識について,予習・復習しておく.(薬理学的知識は必須)
第16回 
この科目で学んだ技術の根拠となる基本的知識・手技・態度について復習しておく.
授業形態は,講義および演習(グループ演習)とする.
オリエンテーションの際に,全体の要項を配付する.また,単元ごとでは,さらに詳細な要項を,事前に配付する.
本科目への出席は,特別な指示がない限り,ユニフォーム着用とする. 
履修上の注意
受講条件等
看護師国家試験受験資格関連科目であり,且つ実技演習を伴うために,資材および教員数が限られていることから,他学部学生等の受入れは困難であるので,履修不可とする.
2コマ連続の授業であり,途中の更衣時間が取れないことから,講義時間の最初からユニフォーム着用の上,授業へ出席することが望ましい. 
成績評価の基準等 出席状況・事前事後学習状況(各単元後の技術習得確認を含む)・授業への取り組みの積極性・課題レポート・筆記および実技試験成績による. 
メッセージ  
その他   
学期末に授業評価アンケートを実施します。回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力し,改善につなげていきます。
なお,受講者が著しく少ない場合などに,アンケートを実施しないときがあります。 
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