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年度 2010年度 開講部局 工学部
講義コード K8802040 科目区分 専門教育科目
授業科目名 輸送機器環境工学プロジェクトII
授業科目名
(フリガナ)
ユソウキキカンキョウコウガクプロジェクト 2
英文授業科目名 Vehicle and Environmental Systems Project II
担当教員名 濱田 邦裕,岡澤 重信,田中 義和,竹澤 晃弘
担当教員名
(フリガナ)
ハマダ クニヒロ,オカザワ シゲノブ,タナカ ヨシカズ,タケザワ アキヒロ
開講キャンパス 東広島 開設期 3年次生   後期
曜日時限 金 5時限,6時限,7時限,8時限 講義室 工B2-007 
授業の方法   授業の方法
【詳細情報】
ディスカッション,設計,学生の発表,製作作業 
単位 4 週時間 4
対象学生 第四類輸送機器環境工学プログラム 平成20年度以前入学生(約40名)
授業のキーワード 設計,生産,問題発見,問題解決,創成,プレゼンテーション,Paper Vehicle 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
この科目は輸送機器環境工学プログラムの学習・教育目標のうち,特に(G)実行力・解決力,(F)伝達する能力および(E)評価力 と関係する.
 
到達度評価
の評価項目
輸送機器環境工学プログラム
(評価力)
・理論的に得られた解の実現象への適用性や限界を考察できる

・複数の代替案を設計し,結果を予測し比較できる

・研究から得られた知見や技術の適用性,限界,社会的な意義を説明できる

(伝達する能力)
・情報処理機器を用い,一定の品質を伴った正確な図,表,文章を作成できる

・討議,発表の場で自らの考えを他人に理解させることができる

・英語を用いて基礎的なコミュニケーションを行うことができる

(実行力・解決力)
・グループでの分担を考え,計画的に仕事を進めることができる

・問題解決プロセスを評価し,改善提案を行うことができる

・より複雑な課題に答えるために学ぶべき知識を自ら見出すことができる

 
授業の目標・概要等 実際の物作りおよび授業の節目に実施するプレゼンテーションを通じて,以下の能力を修得させる.
1.講義等で得た工学的手法を駆使し,制約された条件下で計画的に物作りを実施し,目標を達成する能力を修得する.
2.設計・製作内容の要旨を論理的にまとめ,発表・討議することによってコミュニケーション能力を修得する.
3.制約条件を踏まえて,複数の設計案を提案し,それらの優劣を評価して適切な設計案を選定する.  
授業計画 紙を材料として,人が一人乗って走れる乗り物(Paper Vehicle)を,4人程度のグループで共同設計・製作するプロジェクトを実施する.競技会で製作物の性能を競うことに加え,自分達の検討内容をプレゼンテーションおよびレポートによって報告する.授業の流れを以下に示す.
※[]内の数字は、第何回目の講義であるかの目安:


1.授業の目的,内容,ルール,成績評価方法の説明[1]

2.コンセプトの立案[1,2,3]

3.第1回プレゼンテーション[4]

4.構造設計および解析[5,6,7]

5.第2回プレゼンテーション[8]

6.Paper Bicycleの製作[9,10,11]

7.製作物のレビューおよび修正[12]

8.競技会[13]

9.授業の総括,最終プレゼンテーション,レポートの提出[14,15,16] 
教科書・参考書等 適宜資料を配布する.
また,下記に示す「この科目に先立つ基礎科目」の教科書を参考書として使用する. 
授業で使用する
メディア・機器等
配付資料,映像(ビデオ/PC/その他画像資料) 
予習・復習への
アドバイス
設計・生産活動を進める各段階において,力学・材料力学・構造力学・システム工学等の授業で学習した知識・手法が必要となる.これらの授業を復習しながら,設計・生産活動を進めることが望ましい. 
履修上の注意
受講条件等
この科目に先立つ基礎科目:力学演習,材料力学・演習,数学力学演習I,II,材料学,情報基礎演習,計測工学,構造力学・演習,システム設計工学,システム信頼性工学,構造解析学,接合工学,設計生産概論,輸送機器環境工学実験,輸送機器環境工学プロジェクト基礎,輸送機器環境工学プロジェクトI,輸送機器論I,II

この科目が役立つ応用科目:設計生産概論,構造強度学,輸送機器論II,卒業論文
 
成績評価の基準等 授業の目標の3項目の到達度は,授業の節目に実施するプレゼンテーション,競技会の結果およびレポートによって評価する.評価点の配分は次の通りとし,成績は総合評価(100点満点)とする.
第1回プレゼンテーション:10点
第2回プレゼンテーション:20点
競技会:25点
最終プレゼンテーション:30点
レポート:15点
プレゼンテーションでは,プレゼンテーションの内容,発表技術,討議能力に加え,設計・製作活動への個人の貢献度を総合的に考慮して採点する.
100-90点:秀
89-80点:優
79-70点:良
69-60点:可
59点以下:不可
60点以上で単位を認める. 
メッセージ ・本講義の定員は最大40名程度であり,輸送機器工学課程の学生を優先的に受講させる.
・プレゼン用の資料の作成および製作等において,授業時間外の作業を要求する.
・設計生産概論とセットで受講することが望ましい.
 
その他 http://pbl.naoe.hiroshima-u.ac.jp/~paperbicycle/

 
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