年度 |
2010年度 |
開講部局 |
工学部 |
講義コード |
K5205010 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
伝熱学I |
授業科目名 (フリガナ) |
デンネツガク 1 |
英文授業科目名 |
Heat Transfer I |
担当教員名 |
松村 幸彦 |
担当教員名 (フリガナ) |
マツムラ ユキヒコ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
3年次生 前期 |
曜日時限 |
金 1時限,2時限 |
講義室 |
工219 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
講義中心 |
単位 |
2 |
週時間 |
2 |
対象学生 |
第一類 平成19年度以前入学生(約140名) |
授業のキーワード |
熱移動と温度,熱伝導,層流と乱流,対流熱伝達 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ | |
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到達度評価 の評価項目 | 機械システム工学系プログラム (機械システム工学系プログラム) ・機械システム工学の基礎の確実な取得と応用力の養成 |
授業の目標・概要等 |
熱力学が温度の一様な平衡状態にある系を対象とするのに対して,伝熱学は温度の非平衡を前提として,温度の空間分布やその時間的変化,あるいは熱の移動速度を議論の対象とする。本講義では,熱エネルギーの伝達機構のうち,とくに,熱伝導、対流熱伝達について学ぶ。 1)伝熱学の枠組みを理解し,熱移動と温度につての基礎知識を修得する。(B-2) 2)フーリエの法則に基づいて基礎方程式を導き,熱伝導の基本法則について学ぶ。(B-2) 3)対流の基礎概念である境界層近似を学び,対流熱伝達の理解度を深める。(B-2) |
授業計画 |
1. 伝熱学の基礎【1】:伝熱の3形態を概説する。 2. 定常熱伝導【2-5】:フーリエの法則に基づいて基礎方程式を導き,1次元と2次元の体系における解析解や数値解を求める。 3. 非定常熱伝導【6,7】:表面温度や表面熱流束が変化する場合について,級数展開法やラプラス変換法による解析解を求めるとともに,数値解法にも言及する。 4. 層流熱伝達【9-12】:対流の基礎概念である境界層近似に基づいて連続の式,運動量の式,エネルギーの式を導き,平板に沿う流れや円管内流れについて厳密解及びプロフィル法による近似解を求める。 5. 乱流熱伝達【13-15】:乱流における運動量輸送と熱輸送の類似性について解説するとともに,次元解析に基づく熱伝達の整理式について述べる。 試験に関して 期末試験を行う. 宿題に関して 理解を深めるため毎回課題を出す。その回答は次の講義の最初に解説し、その後、各自で採点して再提出する。提出は必須ではないが、試験の成績が合格点に達しない時に成績評価の参考とする。 |
教科書・参考書等 |
講義形式(講義中心) テキスト:菊地・松村「伝熱学」共立出版 (2006) 必ず第2刷を購入すること。第1冊より明るい色のカバーとなっており、奥付に2009年3月15日初版第2刷発行と記載がある。ページ数、式番号などが大きく変更となっている。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
テキスト,配付資料 |
予習・復習への アドバイス |
教科書(下記)をしっかり勉強すること。 |
履修上の注意 受講条件等 |
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成績評価の基準等 |
「授業の目標」の各項目の到達度は筆記試験により評価する.成績評価は基本的には授業目標の到達度により決定し,60%以上を合格とする.評点は期末試験(100%)によって決定する。ただし期末試験の得点によって合格点に達しない場合についてのみ宿題の提出状況を満点の20%の範囲まで考慮する。 |
メッセージ |
オフィスアワーを設定しているので,質問などがある場合には,来室すること。 「授業の目標」の各項目の末尾に示されている(A)-(E)は第一類の学習・教育目標を表している(詳細は以下のホームページを参照)。 http://home.hiroshima-u.ac.jp/mec/1rui/ |
その他 |
ホームページを利用する。 http://home.hiroshima-u.ac.jp/~hpthermo/heat/ http://home.hiroshima-u.ac.jp/mec/1rui/ http://home.hiroshima-u.ac.jp/~hpthermo/heat/ |