年度 |
2010年度 |
開講部局 |
教育学部 |
講義コード |
CC242006 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
地理教育方法・評価演習(地歴科) |
授業科目名 (フリガナ) |
チリキョウイクホウホウ・ヒョウカエンシュウ(チレキカ) |
英文授業科目名 |
Seminar on Method and Evaluation for Teaching Geography education |
担当教員名 |
草原 和博,池野 範男 |
担当教員名 (フリガナ) |
クサハラ カズヒロ,イケノ ノリオ |
開講キャンパス |
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開設期 |
3年次生 後期 |
曜日時限 |
火 3時限,4時限 |
講義室 |
教K116 |
授業の方法 |
演習 |
授業の方法 【詳細情報】 |
演習中心,ディスカッション,学生の発表 |
単位 |
2 |
週時間 |
2 |
対象学生 |
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授業のキーワード |
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教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ | |
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到達度評価 の評価項目 | 中等教育科学(社会・地理歴史・公民)プログラム (知識・理解) ・中等社会系教育の理論と方法に関する基本的知識が身に付いている (知的能力・技能) ・中等社会系教育のカリキュラムや授業に関して、批判的に分析・検討することができる (実践的能力・技能) ・中等社会系授業を分析、構想・立案し、学習指導案として作成することができる |
授業の目標・概要等 |
(1)-1 教材に機能に注目して,他者が実践した社会科授業の特質と課題を説明できる。 (1)-2 教材の機能と活用法を分類し,説明できる (2)-1 教材の機能を活かして,自ら社会科授業を開発し,その授業を効果的に実践できる (2)-2 教材の機能を踏まえた発問・指示のストラテジーを体系化できる。 (3)-1 教材活用の視点から,実際の授業を検討し,改善案を提起できる (3)-2 授業改善の視点と方法論を習得できる。 |
授業計画 |
第1回 オリエンテーション ○「地理教育方法・評価演習」のねらい,授業計画 ○ 優れた教材,意義ある活用の方法とはどういうものか 第2回 教材活用法の事例分析(1) ○ 坂田実践「たんけん隊,駅前町へ」 ○ 概念の相互作用的な構築過程-構築主義- 第3回 教材活用法の事例分析(2) ○ 佐藤実践「スーパーマーケットのひみつ」 ○ 概念の事実整合的な形成過程-実証主義- 第4回 社会認識形成における教材の機能 ○ 主観的創造的な思考の産物,客観的分析的な思考の対象 ○ 経験の省察と表現,知識の批判と探求 第5回 体験的資料を媒介にした授業開発(1) ○ 「貿易ゲーム」におけるシミュレーションゲームの活用 ○ 「駅前フィールドワーク」における調査・見学活動の活用 第6回 体験的資料を媒介にした授業開発(2) ○ 身体活動を省察させる指示・発問 ○ 社会を説明する仮説づくりの基礎を体得させるために 第7回 記述的資料を媒介にした授業開発(1) ○ 「石山合戦」における画像・映像・物語の活用 ○ 「日本のODA」における統計・地図・記事の活 第8回 記述的資料を媒介にした授業開発(2) ○ データ,物語を読解させる指示・発問 ○ 社会を説明する仮説をつくり,修正させるために 第9回 説明的資料を媒介にした授業開発(1) ○ 「ジン横町とビール街」における風刺画・詩歌の活用 ○ 「南北問題」「クローズアップ現代」における構造図,解説文の活用 第10回 説明的資料を媒介にした授業開発(2) ○ メタファー,モデルを活用させる指示・発問 ○ 社会を説明した仮説を吟味,一般化させるために 第11回 資料批判を媒介にした授業開発(1) ○ 「プロジェクトX」に描かれていること/いないこと ○ 「地形図」に描かれていること/いないこと 第12回 資料批判を媒介にした授業開発(2) ○ 制作のねらいと,そこに働く権力作用を理解させるために ○ 資料が読者に与える影響を分析させるために 第13回 授業改善の目的と方法(1) ○ 「郷土の開発(向山周慶)」の改善をめぐる議論 ○ 内在的批判,外在的批判の方法論 第14回 授業改善の目的と方法(2) ○ 「なぜ工場跡地にショッピングセンター?」の改善案 ○ 個人としての,教師集団としての授業改善 第15回 授業改善の意義 ○ 到達点を確定する,「教師」のための教材研究 ○ 到達点に至る過程を考える,「子ども」のための教材研究 |
教科書・参考書等 |
○ 社会認識教育学会編『社会科教育のニュー・パースペクティブ―変革と提案-』明治図書。 ○ 社会認識教育学会編『社会認識教育の構造改革―ニュー・パースペクティブにもとづく授業開発-』明治図書 |
授業で使用する メディア・機器等 |
テキスト,配付資料,音声教材,映像,webCT |
予習・復習への アドバイス |
本授業のスタイルは「演習」である。徹底してケーススタディーを行います。 ○ 展開1(1講~4講)では,実際の授業映像を,じっくりと読み解きます ○ 展開2(5講~12講)では,資料(教材)をもちいて,授業を構想したり,実演したりします。 ○ 展開3(13講~15講)では,授業改善の手立てとその目的を,具体的に検討します。 なお,本演習が,教育実習や教員採用試験の準備として役立つように配慮します。 |
履修上の注意 受講条件等 |
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成績評価の基準等 |
(1)グループワーク …… 8 割(10 点満点×8 回) 授業の中での発表,予習課題への取り組み,成果のプレゼンなど,さまざまな活動を期待します。 (2)出席及び参加状況 …… 2 割 積極的に発言・行動し,授業に貢献したと見なされる受講生には,大きく加点します。 (3)授業の性格上,理由なき欠席は認めない。5 回以上の欠席者は単位を認めないことがあります。 |
メッセージ |
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その他 |
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